今回紹介する本はジェームズ・W・ヤング著『アイデアの作り方』です。
アイデアを作る際の名著として長い間親しまれてきました。
アイデアの作り方なんて本当にあるの?なんて思うかもしれません。
でも、この本は見事にアイデアの作り方を体系化した1冊になっています。
「良いアイデアが中々思いつかない」
「発想力が豊かになりたい」
「クリエイティブなアイデアを生み出せるようになりたい」
そんな風に考えている方におすすめの本です。
ページ数は100ページほどで、1時間もあれば読めます。
アイデアを作りだすために
アイデアの作り方として、方法は2つです。
・アイデアとは既存のものと新しいものの組み合わせ
・良質なアイデアは、多様な記憶(知識・経験)から生み出される
この2つがアイデアを生み出すため原理です。
著書では、この原理を作り出していくためにどうすれば良いのか明確に提示しています。
そのやり方を紹介していきます。
アイデアを作る5つのステップ
著書では、アイデアを作り出すためには5つのステップが必要だと言います。
1.膨大な資料を集めること
2.資料を咀嚼すること
3.放置して考えない
4.アイデアが生まれる
5.アイデアの実体化
一つづつ解説していきます。
膨大な資料を集めること
まずは、膨大な資料を集める必要があります。
この資料も2種類あります。
専門的な資料と、一般的な資料です。
〇〇についてのアイデアを出すと仮定します。
専門的な資料とは〇〇に関する資料をみて、完璧な知識を得ることです。
一般的な資料とは、〇〇とは無関係なことに関する膨大な知識や経験です。
まずは、これらの資料を集めることが必要です。
資料を咀嚼すること
次は、資料を咀嚼することです。
集めてきた資料を一つ一つじっくり考えて向き合うことです。
また、二つを並べてみてその関係性を探すことです。
とにかく考えに考え抜きます。
そして、頭に思い浮かんだことは片っ端からメモを取っておきます。
放置して考えない
考え抜いたあとは完全に放置します。
好きなことをしていて下さい。
無意識のうちに頭に整理をさせます。
ただ、想像力や感情などを刺激するように日々を送ります。
アイデアが生まれるのを待つ
アイデアは生み出そうとして生まれるものではありません。
頭の片隅に考えを置いといて、日常を過ごしていると思いも寄らないタイミングで生まれてきます。
なので、あとはひたすらアイデアが生まれるのを待つということです。
アイデアの実体化
アイデアが生まれても頭の中にあるだけでは意味がありません。
生まれたアイデアが、現実で適用できるか実体化する必要があります。
それができれば、具体的にアイデアを広げていくことができます。
アイデアの作り方、まとめ
アイデアの作り方は説明をみるとなんだか簡単に思えます。
でも、試して見るとわかりますがこれを実行するのは非常に大変です。
だからこそ、やり方は簡単でもアイデアマンは少ないのです。
きっとこの本が長い間親しまれてきているのもそんなところにあるのだと思います。
ぜひこのアイデアの作り方を参考にして、アイデアを生み出してみて下さい。
以上、[書評]『アイデアの作り方』レビュー〜要約と感想〜でした!
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