[映画クレヨンしんちゃん!ラクガキングダム]感想・レビュー

映画

 

今回は「映画クレヨンしんちゃん激突!ラクガキングダムとほぼ4人の勇者]のレビュー・感想をあげていきます。

 

本作は2020年9月11日に公開され、劇場版作品28作目です。

クレヨンしんちゃん生誕30周年記念映画となっています。

キャッチコピーは「世界を救え、クレヨンで」です。

 

クレヨンしんちゃんラクガキキングダムは、またも傑作でした。

クレヨンしんちゃんの映画って毎年大人にこそみて欲しい作品です。

 

今回は「自由・楽しさ・創造性・自己犠牲」と言った点で、非常に興味深い作品でした。

 

されでは、早速レビュー・感想をあげていこうと思います。

※以下、ネタバレを含みます。

 

 

映画クレヨンしんちゃん激突!ラクガキングダムとほぼ4人の勇者 『あらすじ』

 

 

 

地上の人々の「落書き」をエネルギーに空に浮かぶ国、「ラクガキングダム」。

地上の人たちの「ラクガキ」が減少して、エネルギー不足になり国が墜落する危機に陥っていた。

 

そこで、王国を救うために「ウキウキカキカキ大作戦」が春日部にて実行される。

「ウキウキカキカキ大作戦」は地上の人たちに無理やり「ラクガキ」をさせることでエネルギーを得る作戦です。

 

そんな春日部の危機を救うために、「ラクガキングダム」の姫は書いたものを実体化させることができる「ミラクルクレヨン」を地上の勇者に託す。

その勇者こそ、野原しんのすけである。

そのクレヨンは自由な発想ができるものか、王国の王族しか使うことができません。

 

その「ミラクルクレヨン」を手にしたしんのすけは「ブリーフ」「ニセナナコ」「ぶりぶりざえもん」の4人で春日部を救うために奮闘していく、、、

 

 

映画クレヨンしんちゃん激突!ラクガキングダムとほぼ4人の勇者 『考察』

 

ラクガキングダムは「自由・楽しさ・創造性・自己犠牲」において考えさせられる作品でした。

それぞれを解説していこうと思います。

 

自由と楽しさ

 

ラクガキングダムのウキウキカキカキ大作戦は、国王に反対されましたが、防衛大臣が無理やり実行します。

国王は、「無理に書かせたラクガキではダメだ」といいます。

 

最初はラクガキのおかげでエネルギーを得られましたが、徐々にエネルギーが少なくなりどんどん王国は墜落していきます。

そもそも「ラクガキ」は子供たちが自由に楽しく書くものです。

それを強制されて書いていると、「自由と楽しさ」がなくなり労働となってしまいます。

そうなると、「ラクガキ」のエネルギーが少なくなります。

 

これはラクガキに限ったことではありません。

現代の好きなことをして生きていく姿勢に対しても同様のことが言えます。

王国を守るためとは言え、無理やりしていたのでは自由さと楽しさがなく、それではやる意味がありません。

だから、結局王国が墜落してしまうのです。

 

そこを最後に救ったのが、しんちゃんの自由で楽しくラクガキをすることでした。

それによってみんなで楽しく自由にラクガキをしたおかげで最終的に王国を救うことができました。

 

行動だけでなく気持ちが一番だと実感できます。

 

創造性

 

そんな自由と楽しさから生まれるものが創造性や独創性です。

 

上から無理やり抑圧的に行動を制限されてしまうと、何も生まれません。

自由で楽しい気持ちから、創造的なものが生まれます。

 

だからこそ、自由で楽しく過ごしていくべきだということを教えてくれます。

本作では、大人が子供のラクガキを邪魔するのがいけないから、大人に邪魔させないようにして、ラクガキをさせました。

でも、結局ラクガキをさせたのも大人だったので改善には繋がりませんでした。

 

この創造性は、大人が邪魔しているのです。

だからこそ、子供に好きなように楽しんでやってもらう姿勢を大人が学ぶべきです。

 

 

 

自己犠牲

 

ミラクルクレヨンで書いた勇者はしんちゃん、世界を救うために命をかけます。

それに答えて、しんちゃんも世界を救うために奮闘します。

自己犠牲の精神です。

自分のためではなく、人のためにする。

これこそが、世の中のあるべき姿です。

 

 

決定的なシーンで、ラクガキングダムが春日部に墜落しそうになったシーンがあります。

子供たちは、ラクガキをすることで墜落せずに済むのでラクガキをしようとしますが、大人たちに止められます。

自分の命が大切なのでみんな我先に逃げ出します。

 

ラクガキをすれば、問題なく解決するというのに関わらず。

みんなその自己犠牲の精神に欠けてしまっているのが事実です。

それが大人たちです。

でも、それってめちゃくちゃかっこ悪いです。

 

最終的に子供たちが動くことで問題は解決します。

大人たちは自分のことを考えすぎて、もはや必要ない存在に思えます。

今の世界と非常にリンクしています。

だから、世の中腐ってるんだなと感じます。

 

 

クレヨンしんちゃん!ラクガキングダム 『まとめ』

 

ラクガキングダムは「自由・楽しさ・創造性・自己犠牲」について、深く訴えかけてきます。

 

大人が成長していく過程で失っていたものを再び思い出させてくれます。

子供むけの映画ですが、大人にこそみて欲しい作品。

 

クレヨンしんちゃん映画は毎年そう言ったものが多いです。

 

興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。

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以上、[映画クレヨンしんちゃん!ラクガキングダム]感想・レビューでした!

 

 

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