アニメーション映画「音楽」を見たので、そのレビュー・感想を書いていきます。
バンドに憧れて音楽を一番最初にやろうとした衝動。
その衝動を持ち続けることが、ミュージシャンだと思っている。
そんな一番最初の衝動を見事に表した、作品だと思います。
※以下、多少ネタバレを含みます。
映画『音楽』 あらすじ
楽器未経験の不良高校生3人組が、思いつきでバンドを始める。
その名も「古武術」。
しかし、同じ高校にすでに「古美術」と言うバンドが存在していた。
どんな音楽をするのか気になった主人公の「研二」は探し出して、お互いに演奏をする。
それがきっかけで、町内のロックフェスに出ることになる。
そのロックへの衝動を見事に描いた作品となっている。
上映時間は約70分。
映画『音楽』の魅力 レビュー・感想
ロックとは何か?
何度も書いているが、バンドは最初の衝動が全てだ。
ファーストアルバムのその勢い。
音楽への愛が最初に爆発した瞬間。
ロックはそれが音楽になったモノだと思っている。
『音楽』の良いところはそこを見事に描ききった。
自分も音楽に携わっている端くれですが、あの時の感情が蘇った気がしました。
そして、作中にいくつか出てくるセリフがいいモノがいくつかありました。
例えば、他校の不良から喧嘩を申し込まれるシーンで主人公の研二は
「悪いがそんなバカな相手をしている暇はない。俺たちは今音楽に夢中だから。」
と言い切ります。
喧嘩やゲームしかしてなかった不良がこんなセリフを言うんです。
夢中になることを思い出させてくれる映画。
そんな衝動って別に音楽やバンドに限らないと思います。
何かに夢中になってそれ以外のことが目に入らなくなる。
時間が経つのも忘れてしまう。
僕たちは大人になるに連れて、
そんな心をいつの間にか忘れてしまっていた気がしました。
色んなしがらみや、周りを気にしている内に失っていたのではないかと。
かろうじて、今の自分はまだその衝動で生きています。
何でも恐れずに挑戦する、思い付きで行動してみる。
自由に楽しく生きるってまさにこれなんじゃないかと思いました。
三日坊主で終わるものも多いですが、
その分手を出した数は絶対に人の3倍以上しています。
映画『音楽』レビュー・感想 まとめ
映画『音楽』は、バンドの最初の衝動を描いた最高に作品でした。
バンドだけに限らず、新しいことに挑戦するその心意気を思い出させてくれます。
だから、バカみたいに言わせて下さい。
まじめっちゃヤバイおもろかった。
以上、映画『音楽』を見たので、レビュー・感想〜ロックの原点を垣間見た〜でした!
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