男はつらいよ。
1969年8月27日に、シリーズ第1作目「男はつらいよ」が公開されました。
監督「山田洋次」、主演「渥美清」。
ざっくりとしたストーリーは、旅暮らしをしているフーテンの寅さんが、旅先でマドンナに出会い恋をする。
その中でマドンナに世話を焼いたりしているうちに、色々あって最終的に振られてしまう。
そして、傷心を抱えてまた旅に出ると言う基本パターンをもとに50作品あります。
50作品もあり、話のパターンも似ているので正直どこを切り取ってみても大丈夫です。
ただ、雰囲気を掴むために1作目だけは一番最初に見て欲しいです。
そして、1作目の評価も高いので見る価値があります。

1作目は本当に感動もので、自分も何度もつい見てしまいます。
男はつらいよのどこがおすすめなの?
寅さんの人柄と、周りの人たちの優しさ。
人情味溢れる物語、寅さんの投げかける人生論。
ここが本当に良いところです。
寅さんは旅暮らしで、いつも女性に振られてばかり。
何をしても、うまくいかない。
見ず知らずの人たちとの関わりのうまさ。
ついついお節介を焼いてしまう。
そして何故か憎めない。
ただただ、義理人情に厚い男です。
また、今の日本ではその影が薄くなってしまいましたが、本来の人の優しさや温かみを感じ取れます。
寅さんの実家の団子や「とらや」。そこに関わる人たちの下町的な雰囲気。
どこか懐かしさがあります。
そして、寅さんは旅ぐらしをしているから良く知る周りから、ダメな奴と思われます。
でも、旅先などで出会う人はみんな寅さんのことが好きです。
人間色んな悩みを抱えています。
それでも、相談できずについつい抱え込んだりもしてしまいます。
そんな時に、ついつい寅さんになら話してしまう。
魅力ある人に見えてくるのです。
男はつらいよのおすすめの作品は?
男はつらいよのおすすめの作品はいくつかあります。
まず、紹介した1作目「男はつらいよ」。
これをまず見て下さい。ハマること間違いなしです。
あとは評判が良いのは「リリー」シリーズです。
リリーとは浅丘ルリ子が演じる、女性版寅さんみたいな感じです。
大体マドンナは1度しか出演しませんが、リリーは何度か作品に登場します。
そうです、それほど評判も良く、名作なのです。
出演作品としては、
「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」11作目
「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」15作目
「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」25作目
「男はつらいよ 寅次郎紅の花」48作目
以上、4つです。
一応49作目と50作目にも出演しています。
そして、個人的に好きなのが
「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」17作目です。
寅さんの義理人情に厚いところが存分に出ています。
もうひとつ、満男シリーズもおすすめです。
寅さんを演じる渥美清さんは病気のため、42作目以降から出演頻度が少なくなります。
そこにとって変わって主人公的に描かれるのが、甥の満男です。
甥なので、若者の悩みを寅さんの人生観で解決してあげるみたいな話になります。
このシリーズで放つ寅さんのセリフが最高です。
自分も満男ぐらいの年でこのへんを見ていたので、心に刺さりまくりました。
男はつらいよ。寅さんの名言。
名言をいくつか紹介していきます。
「風の奴が東から西に吹いてますんでね、西の方へでもいきますか」
42作目、僕の伯父さん
これこそ寅さんって感じです。
「ざまあ見ろい。人間はね、理屈なんかじゃ動かねえんだよ。」
1作目、男はつらいよ。
こうに言い切る寅さんはかっこいいです。
「この人のためだったら命なんていらない、もう死んじゃっても良い、そう思う。それが愛ってもんじゃないかい?」
16作目、葛飾立志編
普通にこんなこと言えますか?
「何と言うかな。あー生まれてきてよかった。そう思うことが何遍かあるだろう。そのために人間生きてんじゃねえか?」
39作目、寅次郎物語
なんか、そうだよなって思いませんか?
少ししか紹介しませんが、各作品に何かしら心に響く言葉が出てきます。
『男はつらいよ』おすすめ・感想 まとめ
男はつらいよは、今悩んでいるあなたにこそ見て欲しい作品です。
寅さんは映画の中の人ですけど、今でも自分の心の拠り所です。
そんな寅さんの暖かさに触れてみて下さい。
人間、生きていれば色々あります。
寅さんを見て、頼って、元気を出して見て下さい。
今なら、U-NEXTで全作品見れますので、是非見てみて下さい。
31日間登録無料なので、1ヶ月見まくって見るのも良いかもしれません。
以上、『男はつらいよ』全50作のおすすめ・感想。男はつらいよってどんな話?でした!
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